2026年09月01日(火)

「いい湯だな」でつい熱いお風呂で長湯をすると…

ようやく暑い暑い夏が終わろうとしています。
それにしても、地球温暖化の影響のようですが、世界各地で、そして日本で、異常気象が続いています。
千葉や北陸の集中豪雨、西日本の水不足、そしてフランスパリの熱波、さらにネパールの濁流洪水など・・・。どれも地球温暖化による偏西風の蛇行が原因のようです。この先いったいどんな自然災害に起きるのか予想が出来ません。
そこで皆様、忘れてはいけません! 91日は関東大震災の起きた日でもあるので、健康だけではなく、地震や災害にも気を配りましょう。
                                  
☆忘れないで!「いい湯だな」なつもりで、つい長湯をすると・・・。
地震大国の日本ですが、その数少ない恩恵が温泉ではないでしょうか。
中々本格的な温泉には行けそうで行けませんが、最近はスーパー銭湯なるものが、郊外を中心にいくつもできており、休日に限らずいつもにぎわっているようです。日本人のお風呂好きの現われで、特にこれからの秋から冬の季節、温かい温泉やお風呂が一層恋しくなるものです。しかし、特に冬の風呂は入り方によっては危険所であることも是非認識して下さい。あまり知られていないかもしれませんが、入浴に伴う死亡者は年間1万人以上で、交通事故による死亡者を大きく上回っているのです。特に75歳以上の高齢者のケースが多く、12月から3月までの冬の時期に集中しているのが特徴です。東京都老人医療センターの桑島先生によると、冬の寒い脱衣所で服を脱ぐと血管が収縮し血圧が上がりやすく、湯船に入ると熱さの刺激で血圧がさらに上がりやすくなるので、人によってはゆうに200を超えることもあるそうです。さらに湯船にしばらくつかっている間に、今度は血管が開き血圧が急に低下する。また湯船から出るときも、急に水圧から開放されるので、さらに血圧が低下しやすくなる。このように短時間に血圧がアップダウンすると、身体がその変化に追いつけなくて、脳や心臓に負担をかけて脳梗塞や心筋梗塞といった重篤な疾患の引き金になりかねません。健康な若い人なら入浴することで、循環機能が高まり体も温まり、新陳代謝も良くなってリフレッシュできるのですが、高齢者、特に高血圧を持病に持っている方は気をつけて下さい。高齢者の方の中には、熱いお風呂を好まれる方もいるでしょうが、これがまた危険です。熱いお風呂、例えば42度以上の湯船に入ると、入浴後の血圧がより低下しやすいというデータがあります。それに比べて38度前後の、ぬるめのお風呂だと、血圧の低下があまり見られないので、入浴後も血圧が安定しアクシデントも少ないということです。実際ぬるめのお風呂に入った方が、入浴後の湯ざめも少なく温浴効果がより得られることがいろいろな実験から判明しています。最近のスーパー銭湯には「露天風呂」も用意されていて、それがまた人気なのですが、当然この時期の気温が低いので、いきなり屋外に出ると「ひやー」として当然血圧に影響するでしょう。さらに最近のスーパー銭湯には「御食事どころ」も用意されているので、思わず「一杯」やってから入浴すると、血圧がより低下しやすいので勿論タブーです。せっかく訪れた温泉場で、あるいは自宅の風呂場でアクシデントを未然に防ぐには、温度差に気を使うことです。脱衣所は暖めておくこと、42度以上の熱めの風呂にはつからない、半身浴で入浴する、あまり長時間湯船につからない、気温が極端に低い日は露天はガラス越しに眺めるだけにする、など。これからの秋から冬にかけての時期は、寒いからといって「いい湯だな」のつもりで、つい熱いお風呂に長湯をすると命取りになりかねません。気をつけましょう。
 
☆忘れないで! 常にイメージしましょう!
最近はテレビや雑誌はもちろん、書店にも多くの「脳の活性化」「脳の若返り」と題した本が所狭しと積んであります。100円ショップにも置いてあるので驚きです。何を隠そう、私も残念ながら「脳の老化」を感じることが多いので、いくつか目を通しましたが、眠っている「右脳」を活性化することが最大のポイントのようです。本来右利き「の人は左脳が優勢ですが、空間・図形認識や音楽や芸術能力を担当する右脳を活性化し鍛えることで、左右の脳力のバランスが取れるようになり、結果脳を若返らせることが可能になるようです。そのためには右脳がコントロールしている音楽や芸術を鑑賞したり自分で創作するのも有効ですが、さらに積極的に鍛えるためにはイメージトレーニングがお勧めです。よくスポーツ選手が試合や競技の前に、自分が優勝したり、あるいは新記録を達成することをイメージしてから臨むと、実力以上の結果を残すことが知られています。(かつての柔道の柔ちゃんやマリナーズのイチロー、ゴルフのタイガーウッズなどなど)。このイメージを思い浮かぶように精神を集中させることを、「イマジェリー」と呼んでいますが、「イマジェリー」の瞬間には右脳の働きがかなり高まるようです。イメージトレーニングはスポーツの世界に限らず、どんなことにも応用が可能です。売り上げを上げたい、試験でいい点数を取りたい、意志を強くしたい、異性にもてたい、積極的になりたい、出世したい、難問を解決したいなどなど。自分が成功したイメージを常々思い浮かべることが、実際の成功に近づくと同時に右脳も活性化するのです。実はこのイメージトレーニングは医療にも通じるものがあり、自分の病気が治った、治癒したことをイメージすることで、療養期間が短縮したり、症状が軽減することは珍しくありません。実際イメージトレーニングが、免疫を担当する細胞の働きを高めることも、実験などで証明されています。「病は気から」という言葉もありますが、「治療はイメージから」。薬だけに頼るのではなく、イメージトレーニングを日々取り入れてみて下さい。お勧めです。
 

2026/09/01 10:49 | 未分類

2026年05月08日(金)

梅について

やっと花粉の時期もピークを過ぎ、風薫る五月になりました。ここ2週間ほどは雨が降ったり、夏のように暑くなったり、かと思うと急に冷え込んだり、陽気が不安定でした。それに伴い同じ風でも「5月の薫る風」ではなく、「風邪」で来院される方がとても多かったです。これからは陽気が落ち着くようなので、ピークは過ぎるはずですが、皆様どうか体調には引き続きご留意ください。


☆梅について
そろそろ梅酒をつける時期かな・・・と、思っている方もおられるでしょうか。梅は「バラ科」に属する落葉性の植物で、毎年1~2月頃、その前の年に葉が生えていたところの脇に、その年の葉に先駆けて2~3個の花が咲きます。同じ木にある花粉同志では受粉しないという性質があるため、梅には雑種が多くできます。日本人にとって大変親しみのある梅ですが、ルーツは大陸中国にあります。つまり中国から古来伝来してきたわけですが、実は最初は薬として輸入された歴史があります。梅の生薬名を「烏梅(うばい)」といいますが、5世紀に書かれた中国の薬学書に、「烏梅」の薬効などが記載されています。青梅を煙で燻製にしたものが「烏梅」なのですが、これを煎じて胃腸薬や風邪薬として用いていたとのことです。現在「烏梅丸(うばいがん)」という漢方薬も漢方専門薬局などで売られていますが、胃腸の調子を整え、熱を下げる作用があるようです。そこまでしなくても普段食している梅干にも、勿論多くの薬効があります。唾液や胃液の分泌を促す効果に優れていますし、多少ですが解熱、鎮痛作用などもあります。このシリーズでも一度紹介したと思いますが、梅エキスはさらに優れものです。梅の学名は「プルムス・ムメ」と言うそうですが、これはかの有名なシーボルトが、梅は日本に自生する植物と思い込み、日本語の「ウメ」にちなんで命名したことに由来するそうです。
西湘地区の梅は大ぶりで、色合いもよく、昨年は南足柄市の道の駅「金太郎」で梅を大量に購入し梅酒を漬けました。毎日ちびちび飲んでいます。
 
☆「シミ」の話し
以前の「患者の皆様へ」でも多少触れましたが、五月は結構紫外線が強い季節です。「シミ」の原因となる紫外線。中でもUV-A光線は皮膚の真皮という部分まで入り込み、そこで活性酸素を発生させ細胞を傷つけます。もう一つがUV-B。こちらは皮膚表面の細胞を攻撃します。攻撃を受けた皮膚細胞は紫外線に対して防衛反応を示します。これがいわゆる「日焼け」です。「日焼け」は皮膚のメラノサイトという細胞が、紫外線の刺激を受けた後皮膚を守るためにメラニンという色素を作り出すことで、紫外線を跳ね返そうとする反応の現れです。しかし紫外線の量が多かったりしてメラニンが皮膚細胞をガードしきれないと、細胞が傷ついてしまいます。これを繰り返していると傷ついた細胞が「シミ」に変化するのです。「シミ」には大きく二つのタイプがあり、ひとつは日焼けで20代に出現するタイプ。もう一つが日焼け後何年も経ってから発生するタイプです。紫外線をどれだけ浴びると「シミ」ができるかは個人差がありはっきりしませんが、肌が元々白い色白の人、紫外線を浴びるとすぐ赤くなりやすい人は、メラニンを作るメラノサイト細胞が少ないので要注意です。一度できてしまった「シミ」は基本的には治らないと言われていますが、それでも何とか・・・という方には、ベータカロチンがお勧めです。ベータカロチンには活性酸素を除去する働きがあるので「シミ」にも有効で、さらに皮膚の新陳代謝を高める亜鉛と合わせて摂取すると効果的でしょう。それと「四物湯(しもつとう)」という漢方薬も期待できます。時間はかかりましたが、「シミ」の改善を希望された60代のある女性に「四物湯」を処方したところ、多発していた「シミ」が薄くなった経験があります。この薬には血行を促進し皮膚や髪を潤す作用がありますが、「シミ」という病名で保険適応も取れています。ただし即効性はないので少し長い目で見てください。
※「四物湯」以外にも「「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」という漢方薬も「シミ」や「にきび」に効果的です。漢方では血流が悪い「於血(おけつ)」という状態になると皮膚のトラブルが発症すると考えています。「桂枝茯苓丸」は中国では「治於の小剤」と呼ばれています。「於血を治す手ごろで使いやすい薬」という意味で、2000年前から長く飲まれている有名な漢方薬です。
 
☆健康に欠かせない牛乳とヨーグルト
カルシウムが骨の健康維持に欠かせない栄養素であることは誰でも知っていることでしょう。そしてそのカルシウムが豊富な食材といえば牛乳です。実際牛乳をよく飲む習慣のある民族は背が高く、骨太の骨格をしています。日本人は以前ほどではありませんが、食塩の摂取量が多いですが、食塩を取りすぎると、体内のカルシウムが尿とともに体外に排出されてしまいます。そのため「骨粗しょう症」が起こりやすくなります。今ではこの「骨粗しょう症」が寝たきりになってしまう大きな原因として注目されていますが、そうした状況を予防するためにも、食塩の摂取を減らし牛乳を飲んだほうがいいでしょう。牛乳は骨だけでなく、血管にもよい影響を及ぼします。牛乳に含まれるカルシウムとたんぱく質が血管を丈夫にし、脳血管障害を予防するといわれています。ある報告によると「脳卒中ラット(遺伝的に100%脳卒中を起こすラット)」を使った実験で、ラットに濃度1%の食塩水を与え続けると短期間に脳卒中を起こして死んでしまうのに、牛乳のたんぱく質やカルシウムを一緒に与えると、なかなか脳卒中を起こさず、約5倍長生きすることが証明されたそうです。骨を丈夫にし健康で長生きするため牛乳を摂取しましょう。
牛乳以外の乳製品ならやはりヨーグルトもお勧めです。ヨーグルトは腸内の善玉菌を増やす働きがあり、体の外から入ってくる菌が繁殖するのを抑えてくれます。つまり感染症にかかりにくくなり自己免疫力もアップし、ヨーグルトを食べてると風邪をひきにくくなるとも言われています。それどころか抗がん作用もあると報告している研究者もいるほどです。
中央アジアのコーカサス地方は脳血管障害やがんが少ないことで有名ですが、ヨーグルトを大量に摂取する習慣によるものと考えられています。またアフリカのマサイ族は牛乳を発酵させたヨーグルトに近い食材を主食にしています。マサイ族はマラリアなどハエや蚊が媒介する伝染病が多い環境で生活していますが、それでもあまり病気にかからず元気でいられるのは、毎日大量の発酵乳を摂取しているので、免疫力が高められているからかもしれません。
私も毎日「飲むヨーグルト」を摂取しています。しかしそれ以上に「梅酒」は勿論、「焼酎」「ワイン」も同時に摂取しているので、健康効果が打ち消されているかもしれません・・・。
 
☆6月から水曜日は新任医師が担当する予定です。詳しくは追ってお知らせ致します。
☆前回もご案内しましたが、風邪の方などが予約外で受診されたり、他院通院中の方が当院への転院を希望され受診される方も増えており、とにかく待ち時間が長めです。予約通りに診察が始まらないことも少なくないので、何卒ご理解ご了承下さい。
 

2026/05/08 16:57 | 未分類

2026年02月27日(金)

健康食『蕎麦』そして名脇役『七味唐辛子』について

寒い冬が終わり待ちに待った春が訪れます。花粉症の方にとってはとんでもない季節の到来、になりますが、やはり春は嬉しいものです。
先日二宮の吾妻山に登りましたが、菜の花が満開で、しかも富士山と相模湾が一望でき、その眺めは絶品です。さあ、春を満喫しましょう!

☆健康食「そば」、そして名脇役「七味唐辛子」について
私的には春といえば、蕎麦です。理由はさておき、近頃、麺といえば「ラーメン」とばかりに、テレビ・雑誌でもラーメン特集が目白押し。実は私もラーメンが好きで、美味しいと聞けばわざわざ遠方まで出かけることもありますが、健康面を考慮するとやはり「蕎麦」の方が上手でしょう。
蕎麦にはビタミンB群、中でもB1・B2が豊富で、その含有量は米の約2倍。また必須アミノ酸や食物繊維も豊富。とりわけルチンと呼ばれる食物繊維成分は、血液の流れを良くし、動脈硬化を予防するとも言われています。このルチンは水に溶け出す性質があるので、もりやざるを食べる時は、必ず食後に蕎麦湯を食しましょう。
そして蕎麦の薬味として欠かせないのが七味唐辛子。七味唐辛子の歴史は古く、江戸時代の寛永2年、両国橋近くの通称「薬研堀(やげんぼり)」に専門店がオープンしたとのこと。(ちなみに薬研堀は医者と薬屋が集まる町だったそうです。専門店の名前は「中島商店」。ただしこの店が発祥地かどうかは不明。)
ご存知の方もいるでしょうが、七味唐辛子の材料は地域によって多少違いがあります。東京の中島商店は、黒胡麻・陳皮(ちんぴ)・焼いた唐辛子・乾燥した唐辛子・山椒・芥子(けし)の実・麻の実、の7つを使い、長野地方では、黒胡麻・陳皮・紫蘇・山椒・唐辛子・麻の実・生姜を使うそうです。また京都のある専門店では、白胡麻・黒胡麻・紫蘇・青海苔・山椒・唐辛子・麻の実を使い、このように微妙に構成内容が異なります。
七味の材料として漢方生薬が多種使われていることに、お気付きでしょうか。
まず陳皮。以前の「患者の皆様へ」でも解説しましたが、陳皮はみかんの皮を乾燥させたものですが、利気作用といって気を巡らす、つまり自律神経を安定させる作用があり、同時に消化を助け食欲を増進させる働きがあります。次に山椒。これは胃腸を刺激して大腸の蠕動運動を促し、新陳代謝を高めます(有名な大建中湯(だいけんちゅうとう)という漢方薬に配合されています)。麻の実には利尿作用があり、女性の生理不順にも用いられます。また体の傷んだ場所を修復して活動力を増すとも言われ、不老神仙になるための仙薬、とする書物もあるほどです。紫蘇は陳皮と同じく芳香性健胃薬で、発汗・利尿作用もあり、ビタミンAとCが豊富なので風邪の初期などに有効です。生姜には健胃作用・発汗作用・殺菌作用・制吐作用(吐き気を抑える働き)があり、これもやはり初期の風邪や予防に効果的です。
七味唐辛子全体としては、体を温め、発汗を促し、胃腸の働きを整え、食欲を増進させる効果があると考えてよいでしょう。
七味唐辛子は「薬味」のひとつですが、「薬味」という言葉の語源は、食べ過ぎによる腹痛や中毒を防ぐという薬の役割がある、というところから来ているそうです。また「役味」と書かれる事もあり、これには「役に立つ」という意味合いがあるようです。
「薬味」を英語に訳すると「スパイス」となりますが、この「スパイス」という言葉はラテン語の「薬品」が語源ですし、七味唐辛子は薬問屋の町で生まれたと言われるぐらい、薬とはとても縁が深いわけです。
蕎麦に七味。こんなうんちくを思い浮かべながら、是非美味しさを堪能してみて下さい。
 
☆「前立腺(ぜんりつせん)」とは・・・
先日天皇陛下は66歳の誕生日を迎えられましたが、数年前に「天皇陛下が前立腺の検査を受けられた」という報道がありました。父である上皇様も前立腺癌で手術を受けられて久しいですが、近年増加の一途をたどり、しかも天皇家をも患う「前立腺」の病。
皆さまご存知でしたか?
 
前立腺は膀胱(ぼうこう)のすぐ下にある男性特有の器官で、尿道を取り巻くように存在しており、大きさはクルミ大(直径3センチ)、精液の一部である前立腺液を作る働きをしています。この前立腺が年齢とともに肥大する、つまり大きくなる病気が前立腺肥大症です。実に60歳以上の40%の男性が前立腺肥大症に罹患しているとの報告もある程、ありふれた一般的な病気です。
前立腺が肥大すると、尿の通り道である尿道を圧迫し、おしっこが出にくくなります。これは例えると、ホースを足で踏んで、水が出にくくなるのと同じ状態です。前立腺肥大症の原因は、単なる加齢現象である、あるいは睾丸で作られる男性ホルモンの影響による、などと言われていますが、正確にはよくわかっていません。
肥大症を放置すると、排尿がスムーズにいかず尿に勢いがない、力を入れないと尿が出ない、排尿後に残尿感がある、尿の回数が増える、などの症状の他、腎臓や膀胱にまで悪影響が及ぶこともありますので、気になる症状があれば、他の病気同様早めに診察治療を受けるべきでしょう。
というのも前立腺にガンができた時も全く同じような症状を呈するからです。ガンと肥大症は全く異なる病気ですが(前立腺肥大症は良性の病気です!)、当然治療法も違うし、生命予後が大きく異なります。両者の鑑別法に血液検査(前立腺特異抗原:PSA)があります。この値が高いと前立腺ガンの疑いが生じるので、陛下同様詳しい検査が必要になります。2030年には男性のガンのトップになるとも言われている前立腺ガン。前立腺に関しては今後も随時御説明いたします。
 
☆お知らせ
☆2月に入り「インフルエンザB型」が猛威を振るっており、受診する方がとても多いです。例年花粉が始まるとインフルエンザは下火になりますが、今年はどうでしょうか。幸い「ゾフルーザ」という1回内服するだけで症状が改善する薬があるので、多くの方は数日で治癒しています。
☆インフルの流行もあり、受診される方が多く待ち時間が長めです。予約してご来院されても1時間以上待つことが多々あります。スタッフ一同努めていますが、待ち時間に関しては何卒ご了承ください。
☆現在水曜日外来の担当医がおらず流動的です。診察可能日など随時院内に掲載しお知らせしていますが、当分の間はご注意ください。
☆待ち時間が長いこともあり、待合室のテレビで「健康情報番組」を放映しています。NHKの「トリセツ」や「今日の健康」、TBSテレビの「健康カプセル」など。結構為になる情報が多いので、是非ご参考にされてください。
 

2026/02/27 16:02 | 未分類

2026年01月07日(水)

あけましておめでとうございます♪

皆様あけましておめでとうございます。年末年始はどのように過ごされましたでしょうか。年末はインフルエンザが猛威を振るいましたが、大丈夫でしたか?
幸い今は1回内服で効果が期待できる薬があるので、多くのケースで感染しても大事に至りませんが、是非感染しないように年明けもご留意下さい。
それにしても「箱根駅伝」往路の5区山登りでの逆転劇、さすが「青学」!!
テレビの前で釘付けになりました。青学大の「ライトグリーン」色のユニフォームとタスキが輝いた年明けでした。
 
☆お茶を飲んで「ジャパニーズ・パラドックス」の恩恵を!!
「ライトグリーン」と言えば、思い浮かぶのは「お茶」ではないでしょうか?少し強引ではありますが、昨年は「抹茶」ブームもあり、いつにも増して「お茶」が注目されている昨今です。ここ数年、次々と新しいお茶が商品化され、テレビのCMなどで宣伝され売られています。コンビニやスーパーでお茶を買おうとすると、本当に沢山の商品があり、どれを選ぶか迷ってしまいます。私はきっとどれも大きな違いはないだろうと考えていますので、テレビでよく宣伝されている有名どころ(大谷翔平選手も伊藤園のキャラクターとして登場していますね)をチョイスしたり、あるいは多少でも値段の安い商品を選んでいます。何故にここまでお茶が商品化され売られているのでしょうか。少し不思議ではありましたが、やはりお茶の健康に対する効果・作用が以前にも増してクローズアップされているからでしょう。緑茶が健康にいいというのは誰もが何となく理解はしているでしょうが、最近は脳の活性化に有効ということが分かってきました。最近は「脳の活性化」「脳のトレーニング」などの言葉も流行しており、脳科学者などはテレビ番組にひっきりなしに登場していますし、女性週刊誌に至るまで「脳」に関係する記事がよく掲載されています。今や日本全国「脳ブーム」といったところですが、緑茶に含まれる「ある成分」が「脳の活性化」と「脳細胞の保護」に一役買っているのです。
21世紀の超高齢化社会を迎え、人口に対する65歳以上の高齢者の割合が25%を超えようとしている現在、寝たきりや認知症の問題が益々身近な問題としてクローズアップされることでしょう。特に認知症は「脳の機能低下が原因で、記憶力や判断力が著しく低下し、通常の社会生活を送れない状態」と定義されますが、動脈硬化や何らかの原因で脳の神経細胞が死滅すると、認知症の状態に陥るとされています。つまり認知症の予防や進行を止めるためには、脳細胞を保護する必要があるわけです。そこで緑茶の「ある成分」が登場することになるのですが、その正体は「テアニン」と呼ばれる、緑茶に含まれるアミノ酸の一種です。
「テアニン」は緑茶の旨み成分でもあるのですが、脳の神経細胞に直接作用して神経細胞の死滅を防いでくれるというのが実験で確かめられています。さらに私たち人間の脳、特に大脳脂質と呼ばれる部分には、神経細胞がピーク時には約140億あるとされていますが、次第に加齢と共に減少し、決して再生しないと考えられていました。しかし脳の中でも記憶を司る「海馬」という場所には、脳の神経細胞を作り出す神経前駆細胞があることが分かってきました。実は「テアニン」にはこの神経前駆細胞を刺激し、新しい神経細胞を作り出す働きがあるのではないかと、注目されているのです。また各種精神的・肉体的ストレスも脳の神経細胞を死滅させるとも言われていますが、「テアニン」には抗ストレス作用があり、やはり脳細胞の保護に働いていると考えられています。
どうです、皆さん。緑茶の飲まないわけにはいかないですね。遠い昔から日本人の生活・日本人の食卓には欠かせなかった緑茶。普段何気なく飲んでいた緑茶に、こんな優れた効用・効果があったのです。私などは寿司屋で出される「粉茶」が好きで、それを飲みたいが為にわざわざ寿司屋(といっても多くは回転寿司ですが・・・)に行ったりします。緑茶といえば日本のものかと思われがちですが、歴史を調べてみると、緑茶のルーツは中国やインドに行き当たります。あの『三国志』には、主人公の劉備(りゅうび)が緑茶を購入するという記載があるということです。日本には遣隋使や遣唐使が中国から緑茶を持ち帰ったのが最初らしいですが、それ以降日本でも、日本の風土や民族性にあった独自の製法や飲み方が発明されたりして今日に至っているとのことです。
緑茶と一言で言っても実はその製法などによって、名称や味が異なるというのはご存知でしょうか。緑茶には、煎茶、玉露、抹茶、ほうじ茶、番茶とありますが、健康面から考えると煎茶が一番のお勧めです。緑茶の有効成分に有名なカテキンというポリフェノールがありますが、このカテキンは茶葉が紫外線から自らの身を守るために作り出すもので、精製時に人工的に日陰を作って育てる玉露や抹茶よりも、太陽の光を十分に浴びた煎茶が最もカテキンの量が多いからです。同じ理由で初夏の5月に収穫される新茶よりも、夏の2番茶、夏の終わりに収穫される3番茶の方が、カテキンの量が増えるのでお勧めです。以前の「患者の皆様へ」でご説明したように、人の体にとって紫外線を浴びてもあまりいいことはありませんが、お茶は逆です。健康のために紫外線をたっぷり浴びたお茶を食しましょう。
だからといってただむやみに飲んでもいけません。飲み方にも工夫が必要です。ある実験によると緑茶を飲んだ2時間後には血液中のカテキン濃度が最も高く、その後急激に濃度は低下し、3時間後にはほとんど血液濃度がゼロになるようです。ですから血液中のカテキン濃度を一定にキープするには、緑茶をこまめに、出来たら2~3時間毎に、一日何度も飲むことが効果的のようです。
ということで、お茶の効用・効果について簡単にご説明しましたが、如何でしたか。かつて赤ワインをよく飲むフランス人に心臓病が少ないということで「フレンチ・パラドックス」という言葉が生まれましたが、緑茶を飲む習慣のある日本人に長生きの人が多いので「ジャパニーズ・パラドックス」という表現が使われているようです。脳を活性化し、そしていつまでも若々しく生活するために、何も「大谷翔平選手のお茶」でなくても結構ですから、是非積極的に緑茶を食しましょう。
 
☆中井町の健診は3月末日までが期限ですのでご注意ください。
☆1月から水曜の診察時間等が変則的になります。お間違いのないようにご注意下さい。
☆前回もお知らせしましたが、年明けということもあり受診する方が集中しやすい時期ですので、待ち時間が長めです。何卒ご了承ください。
☆令和8年が皆様にとって素晴らしい年になることを祈念いたします!!
 

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2026/01/07 09:00 | 未分類

2025年11月03日(月)

皆さん、秋の夜長をどのようにお過ごしですか?

☆皆さん、秋の夜長をどのようにお過ごしですか?
「夢でもし逢えたら素敵なことね~」とダンディーな鈴木雅之様がひと昔前に歌っていましたが、医学的には夢を見るのは実はあまり素敵な事ではありません。
 
元々夜更かしの私は、休みの前日にはついつい朝までネットフリックス鑑賞やたまった録画番組にふけってしまうことが多いです。「秋の夜長」と言われていますが、秋に限らず、そして私に限らず、いつもいつも夜型の生活を送りがちな現代人が増えているようです。最近コロナの影響もあり減ったとはいえ、コンビニの24時間営業はその現れですし、都心では12時過ぎまで営業している店も少なくありません。秦野にもありますが、「ドンキホーテ」などは「いったい今何時?」と思わせるほど、日によっては多くの客でにぎわっています。このように社会全体が夜型であることもあってか、その代償が「寝た気がしない」「朝起きても熟睡感がない」といった睡眠障害が増加しています。そうでなくてもストレス社会の影響もあって、快眠が得られず、ついつい「睡眠薬」のお世話になってしまっている方が実に目立ちます。

よく睡眠は「量より質」と言われますが、それは的を得ています。睡眠時間というのは身長や体重に個人差があるように、人それぞれ必要とする時間に差があります。睡眠には脳も体も熟睡している「ノンレム睡眠」と、体は眠っているけど脳は起きている「レム睡眠」という2つの睡眠に分類され、この2つの睡眠状態が、一晩の間に約90分から2時間の間隔で繰り返されています。睡眠の質をチェックするために、私は「よく夢を見ますか?」という質問を患者さんに尋ねることがあります。実は誰でも一晩に数回夢を見ているのですが、夢は見ている最中に目覚めない限り忘れてしまうという性質があります。人は浅い睡眠である「レム睡眠」の時に夢を見ているわけで、「レム睡眠」中に目覚めた時のみ夢の内容を覚えているのです。ですから夜中に何度も夢を見たり、しっかりその内容を覚えているのは、「レム睡眠」が長いということで、睡眠の質が良くないケースに相当します。ですから野暮なことを言うと、夢の中で何度も恋人や愛人に出会う、めぐり逢うというのは医学的にはあまり好ましいことではありません。古いところで中村八大の「夢で逢いましょう」とか、「夢でもし逢えたら素敵なことね~あなたに逢えるまで眠り続けたい~」と雅之様が歌っていますが、これは何を隠そう「レム睡眠」の現れです。質の良い睡眠を確保するためには、「ノンレム睡眠」をゲットしなければなりませんが、「ノンレム睡眠」は最初の3時間以内に多く現れるので、寝入りばなが大事、つまりいかに寝つきを良くするかが質の良い睡眠、つまり快眠の鍵となるわけです。

さて、それではどうすればいいのでしょうか。普段から生活のリズムを整えるのが何よりも大事というか基本ですが、体温の変化を利用するのがいいようです。私たち人間の体温は昼高く、逆に夜になると低くなる傾向があり、約24時間周期で2度近くアップダウンしています。睡眠に適しているのは体温が下がり始めて、しばらくしてまた上がり始めるまでの時間帯で、さらにその温度差が大きいほど有効と言われています。一番有効なのは、お風呂を利用することで、風呂にゆっくりつかって体温が上がると、反動で体は体温を下げようとするため、眠りに入りやすくなります。シャワーで済ますような入浴は効果的ではありません。また寝酒と称してアルコールを寝る前に嗜む方もいるかもしれませんが、お酒は禁物です。アルコールによって、脳は興奮状態に陥りやすくなり、「レム睡眠」が長くなりますし、さらにはアルコールの利尿作用のため排尿で目が覚めたり、口も渇きやすくなるのでお勧めしません。多少は精神の緊張をほぐす効果もあるので少量ならいいかもしれませんが…。もし飲むなら「ホットミルク」がいいでしょう。牛乳に含まれる「カゼイン」という物質には快眠効果が有ると言われており、何よりカルシウムには精神安定作用があります。

そして最近快眠グッズとして注目されているのが「横向き枕」です。ある会社の調査によると、約40%の人が布団に入って寝る時、横向き姿勢をとるということが分かったようです。そこで横向きに寝た時に頭と首の位置を固定させるために、片側を高く、大きくした枕を開発したところ売れ行きも好調で、次々を新しい商品が販売されたようです。確かに枕が合っていないと、特に高さが不具合だと、肩こりや血行障害、さらにはいびきや、ひどいと睡眠時無呼吸障害などを発症し、不眠を通り越して内臓にまで悪影響が及びます。また枕が硬すぎたり柔らかすぎてもよくありません。人間は睡眠中も無意識に頭の位置を動かして、眠りながらもその日の睡眠のための「ベストポジション」を探っているのですが、適度な弾力がないと、この「ベストポジション」を見つけ出せません。最近は専門店などで首の長さや高さを測定したり寝る時の姿勢などから、その人に合った適切な枕をチョイスしてくれるサービスも行っているようなので、時間があれば相談してみてもいいでしょう。ちなみに私に知る限りでは、イタリアファベ社製の「メディカル枕」は人気があるようです。「枕が変わると寝れない」は当然のことなのです。ここで皆さんの「快眠度」をチェックしてみましょう。

1.寝付くのに30分以上かかる
  • 夜中に何度も目が覚める
  • 目覚まし時計より早く目が覚める
  • いくら寝てもすっきしない
  • 毎晩いびきをかく

3つ以上当てはまるようなら早速対策を講じる方がいいでしょう。

人生の3分の1は、睡眠に費やすわけですし、睡眠なしでは生きていけません。体だけの疲労ならゆっくり横になれば回復できますが、脳の疲労はぐっすり寝ないと回復できません。睡眠によって脳は若返り活性化されます。つまり睡眠は「脳のリフレッシュタイム」、良い睡眠は「アンチエイジング」につながります。夜型人間を返上し、しっかり睡眠を確保しましょう。(でも夢の中で好きな人に逢えるなら、とてもロマンティックで、私は快眠など得られなくてもそっちの方がうれしいです・・・)

 
「お 知 ら せ など」
 
☆先日小田原の念願の「柳谷ベーカリー」のパンを食すことが出来ました。とても美味しかったです。小田原は美味しいものが多いようで、住みやすく移住者も増えているようです。まだ食べていませんが、有名なうなぎ屋も複数あるようなので、食してみたいです。「アド街ック天国」や「バナナマンのせっかくグルメ」「吉田類の酒場放浪記」「太田和彦のぶらり旅」などで紹介されたお店も行ってみたいです。お勧めのお店があれば教えて下さい。
☆神奈川には秦野や山北町中心に造り酒屋が13軒もあるようです。やはりお勧めの銘柄があれば教えてください。
☆ネットフリック鑑賞なら「おかしな弁護士ウーヨンウ」が良かったですね。あるいは少し前の作品ですが「ナビレラ」はちょっと感動した作品でした。
☆風邪が流行していることもあり受診する方が多く、予約されていても待ち時間が長めです。特に最近は初診の方や他院通院中の方が転院希望で受診される方が増えているので過去の経過を確認するのに時間を要するので、診察時間が長くなりがちです。スタッフ一同一生懸命務めているので何卒ご容赦ください。
 

2025/11/03 14:27 | 未分類

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