2026年07月03日(金)

たまねぎの薄皮を捨てないで!!

6月30日現在、サッカーワールドカップにおいて「侍ジャパン」チームは、順調に勝ち上がり決勝トーナメントに進出しました。本日サッカー大国ブラジルと戦う予定で、その結果が待ち遠しいです。負けたとしても仕方がないでしょうが、もし勝てばそれこそ新たな時代の幕開けになることでしょう。
 
☆たまねぎの薄皮を捨てないで!!
先日九段下に行く用事があってお堀端を車で通りましたが、車窓から久しぶりに日本柔道のメッカである『武道館』の屋根が見えました。「♪♪ あの大きなたまねぎの下で、はじめて君と出会う・・・」と、『爆風スランプ』の歌を思わず口ずさんでしまいましたが、あの屋根をたまねぎと呼ぶには少し無理があるかな、と思いました。ところで、皆さんはたまねぎはお好きですか? (中井町も含め小田原エリアは玉ねぎの名産地で美味しい玉ねぎを頻繁に食しています)
中国では古くからたまねぎには多くの薬効がある野菜と言われ珍重されてきました。しかも普段は捨てられてしまう薄皮にむしろ有効成分が多く含まれているようです。
いちばん大きな効能は、「平肝作用」と呼ばれるもので、人間の生命力の源である「気」の流れを整える働きがあることです。東洋医学では「気」が体内をスムーズに流れてこそ健康を維持できる、流れないと病気になる、と考えています。例えば頭に血が上ったようにすぐにカットしたり、のぼせやほてり、頭痛、動悸、ふらつきなどの症状が出やすい人は、気が体の上の方に集中しやすいと言われています。いわゆる「上気(じょうき)」と呼ばれる状態ですが、この「上気」の状態が慢性化したり長期化すると、血圧が上がり、脳血管障害などの予備軍になりかねません。たまねぎの薄皮に含まれる「平肝作用」によって、上昇した気が下方に下げられると、気の巡りが良くなり、その結果のぼせ、ほてりの改善とともに血圧も安定してきます。実はたまねぎの薄皮には、「クエルチン」と呼ばれる、血圧を下げる成分が含まれることが薬理学的にも証明されています。
他にも薄皮には、体内の余分な水分を取り除く除湿作用があり、むくみや重だるい症状を緩らげる、痰を取り除く作用や体内にこもった熱を冷ます冷却作用などがあります。病名でいうと、高脂血症や糖尿病、白内障、便秘など多くの症状に有効です。中国の人たちは古くからたまねぎの、しかも薄皮にこのような効果があることを経験的に知っていたのですね。感服。
さて薄皮は刺激性であるために、これを効率良く採るためにはお茶にして飲む方法がお勧めです。茶色の薄皮の部分を水洗いして、適量を鍋に入れ水とともに煎じます。最初は強火、沸騰したら中火で約5分。茶こしで薄皮をこしてから2~3日ぐらい冷蔵庫で冷やしてから飲むといいようです。あるいはレンジで少し温めてから飲んでも結構です。血圧が高めの方にはお勧めなので是非試してみて下さい。
 
☆シミ予防は紫外線対策だけでは不十分!!
九段下での用事を済ませた後、新宿紀伊国屋に注文していた本を取りに地下鉄の駅から地上に出た途端、あまりの暑さにくらっとしてしまいました。上からの直射日光だけでなく、地面からの照り返しのなんと強いこと。「コンクリート・ジャングル」という言葉がありますが、まさにその通り。これじゃいくら帽子をかぶり日傘をさしても効果半減。都会で暮らすとシミもできやすい・・・などと考えてしまいました。
そういえば最近皆さんからシミを取りたい、シミをなくしたい、というご相談を女性はもちろん、男性からもよく受けるようになりました。残念ながら一度できたシミはそう簡単には取れません。最近はレーザー治療という優れものも登場しましたが、数が多かったり範囲が広いとなかなか対応できません。そこでシミについて前回に引き続き少し勉強してみましょう。
 
シミの正体は「メラニン色素」であることは既にご承知でしょう。紫外線から体を守るために皮膚表面にあるメラノサイトと呼ばれる細胞から分泌される物質が「メラニン色素」ですが、紫外線にあたると肌が黒くなるのは、実は生体の正常な防御反応なのです。どうしても「しみの原因=メラニン」というイメージが強くて、いつも悪者扱いされている「メラニン色素」ですが、紫外線から私たちを守ってくれる味方なのです。皆さんは一生懸命紫外線にあたらないように、しみができないように、「メラニン色素」が増えないようにUVケア化粧品を使用されていると思いますが、実はそれだけでは不十分です。というのは紫外線にあたらなくても「メラニン色素」が増えることが解明されたのです。その主な原因として注目されているのが、最近何かと話題の「活性酸素」です。「活性酸素」は紫外線に当たっても増加しますが、その他ストレス、喫煙、寝不足、食生活の乱れ、不規則な生活習慣などでも容易に体内に発生し、これが脳を刺激。すると脳から「MSH」と呼ばれるメラニン色素分泌を促す物質が発生するのです。つまり極端な言い方をすると、紫外線に当たらないように1日中家の中に篭ってたとしても、シミは増えてしまうわけです。
さらに女性ホルモンの乱れもシミ発生の原因として注目されています。特に排卵から生理前までの黄体期には、プロゲステロンという性ホルモンが大量に分泌されますが、これに伴い脳は「MSH」を分泌しやすくなります。この時期に紫外線にあたると、シミの発生に拍車がかかってしまい注意が一層必要になります。
そこで少しでもメラニン色素の発生を抑えて、シミを撃退するためにはどうすればよいかというと、活性酸素対策、「スカベンジャー」を摂取することが効果的です。「スカベンジャー」にはいろいろありますが、ビタミンCもそのひとつ。よく「ビタミンCを飲んでるけど効果がない」という声を耳にしますが、残念ながらビタミンCは体内に一定量しか貯蔵できない、短時間で酸化してしまう、という弱点があるので、摂取方法を工夫する必要があります。これはかなり以前ですが「あるある大辞典」というテレビ番組で取り上げていましたが、アセロラを積極的に摂取するといいようです。アセロラにはビタミンCの他に、ブルーベリーで有名な「アントシアニン」という抗酸化作用のある物質も豊富に含まれており(つまりスカベンジャーが多く)、ビタミンCだけを単独で摂取するのに比べて、抗酸化作用が5倍にアップします。できれば13回に分けて採るのがお勧めで、ジュースタイプの物でも同じ効果が得られるようです。「スカベンジャー」は他に、ポリフェノール、ベータカロチン、ゴマリグナン、リコピン、ビタミンEが有名。中でもポリフェノールの抗酸化力は優れていますが、だからといってワインの飲みすぎにはご注意を。飲みすぎによる肥満も「MSH」を増やす原因としてクローズアップされています。
何よりも「活性酸素」を発生させない規則正しい生活が、シミだけでなくお肌の健康に最も必要ということです。
 

2026/07/03 16:01 | 未分類

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