2025年01月14日(火)

飲む点滴!飲む美容液!「甘酒」パワーをご紹介☆

初詣を済ませたあとはお決まりで暖かい「甘酒」を必ず飲みます。正月の寒さに「甘酒」は冷えた体を温めてくれるのでぴったりです。しかし「甘酒」は江戸時代には夏の飲物だったと言うことをご存知でしょうか。なんと、甘酒は俳句の夏の季語にもなっています。つまり夏バテ予防に飲まれていたと言うことなのです。
これが「スーパードリンク」で最近では「飲む点滴」「飲む美容液」とも称されています。調べたところだと、宝塚歌劇団のメンバーとか、君島十和子さんや檀れいさんなども愛飲されているようです。

その理由は…

1:必須アミノ酸が9種類含まれている
必須アミノ酸は、トリプトファン・リジン・メチオニンなど9種類あります。これらは人間の体内では作れないので食事として摂取するしかありません。必須アミノ酸は、筋肉や血管、脳細胞を作る上で必要不可欠な栄養素で、さらに老化を防ぐ働きがあります。皮膚や毛髪の代謝にも必要なので美容にもいいわけです。ですから、多くのきれいどころの芸能人も飲まれているのでしょう。

2:ビタミンが豊富
特にビタミンB類が豊富に含まれているので、やはり皮膚や毛髪を潤す効果があります。人工的に作られたビタミン剤を内服するよりもナチュラルです。

3:抗酸化作用のある「エルゴチオネイン」という物質が含まれている
皮膚の細胞に限らず全身の細胞は活性酸素によって衰え老化するのですが、この「エルゴチオネイン」は赤ワインやビターチョコレートなどに含まれているポリフェノールと同じく活性酸素を処理する効果があり、老化を防ぎ、若々しい体をキープしてくれます。疲労回復にも有効でしょう。

4:甘酒に含まれている麹菌には酵素が100種類以上含まれている
消化に必要なアミラーゼやプロテアーゼ、脂肪を分解するリパーゼなど数多くの酵素が甘酒に含まれているので、整腸や便秘、ダイエットにも効果的で、やはり美容にうってつけです。また麹から生成される麹菌はメラニン細胞の増加を抑制するので、肌のシミや色素沈着にも効果が期待できます。テレビなどでよく紹介される江戸時代からある神田明神の隣にある老舗甘酒店のおかみさん姉妹は、毎日欠かさず甘酒を飲んでいるのでご高齢でもシミひとつなく美肌で有名です。

ちなみに甘酒には2種類あり、酒粕を溶かして砂糖を加えて作るもの(初詣など出店で売っているのは多分こちら)と、米麹を発酵させて作る方法があります。「飲む点滴」「飲む美容液」と呼ばれるのは後者の方です。お間違えのないように♪
後者は発酵の段階で自然の甘さが出るので、基本的には砂糖は使っておらず、もちろんノンアルコールです。
 

2025/01/14 10:16 | 未分類

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