2026年01月07日(水)

あけましておめでとうございます♪

皆様あけましておめでとうございます。年末年始はどのように過ごされましたでしょうか。年末はインフルエンザが猛威を振るいましたが、大丈夫でしたか?
幸い今は1回内服で効果が期待できる薬があるので、多くのケースで感染しても大事に至りませんが、是非感染しないように年明けもご留意下さい。
それにしても「箱根駅伝」往路の5区山登りでの逆転劇、さすが「青学」!!
テレビの前で釘付けになりました。青学大の「ライトグリーン」色のユニフォームとタスキが輝いた年明けでした。
 
☆お茶を飲んで「ジャパニーズ・パラドックス」の恩恵を!!
「ライトグリーン」と言えば、思い浮かぶのは「お茶」ではないでしょうか?少し強引ではありますが、昨年は「抹茶」ブームもあり、いつにも増して「お茶」が注目されている昨今です。ここ数年、次々と新しいお茶が商品化され、テレビのCMなどで宣伝され売られています。コンビニやスーパーでお茶を買おうとすると、本当に沢山の商品があり、どれを選ぶか迷ってしまいます。私はきっとどれも大きな違いはないだろうと考えていますので、テレビでよく宣伝されている有名どころ(大谷翔平選手も伊藤園のキャラクターとして登場していますね)をチョイスしたり、あるいは多少でも値段の安い商品を選んでいます。何故にここまでお茶が商品化され売られているのでしょうか。少し不思議ではありましたが、やはりお茶の健康に対する効果・作用が以前にも増してクローズアップされているからでしょう。緑茶が健康にいいというのは誰もが何となく理解はしているでしょうが、最近は脳の活性化に有効ということが分かってきました。最近は「脳の活性化」「脳のトレーニング」などの言葉も流行しており、脳科学者などはテレビ番組にひっきりなしに登場していますし、女性週刊誌に至るまで「脳」に関係する記事がよく掲載されています。今や日本全国「脳ブーム」といったところですが、緑茶に含まれる「ある成分」が「脳の活性化」と「脳細胞の保護」に一役買っているのです。
21世紀の超高齢化社会を迎え、人口に対する65歳以上の高齢者の割合が25%を超えようとしている現在、寝たきりや認知症の問題が益々身近な問題としてクローズアップされることでしょう。特に認知症は「脳の機能低下が原因で、記憶力や判断力が著しく低下し、通常の社会生活を送れない状態」と定義されますが、動脈硬化や何らかの原因で脳の神経細胞が死滅すると、認知症の状態に陥るとされています。つまり認知症の予防や進行を止めるためには、脳細胞を保護する必要があるわけです。そこで緑茶の「ある成分」が登場することになるのですが、その正体は「テアニン」と呼ばれる、緑茶に含まれるアミノ酸の一種です。
「テアニン」は緑茶の旨み成分でもあるのですが、脳の神経細胞に直接作用して神経細胞の死滅を防いでくれるというのが実験で確かめられています。さらに私たち人間の脳、特に大脳脂質と呼ばれる部分には、神経細胞がピーク時には約140億あるとされていますが、次第に加齢と共に減少し、決して再生しないと考えられていました。しかし脳の中でも記憶を司る「海馬」という場所には、脳の神経細胞を作り出す神経前駆細胞があることが分かってきました。実は「テアニン」にはこの神経前駆細胞を刺激し、新しい神経細胞を作り出す働きがあるのではないかと、注目されているのです。また各種精神的・肉体的ストレスも脳の神経細胞を死滅させるとも言われていますが、「テアニン」には抗ストレス作用があり、やはり脳細胞の保護に働いていると考えられています。
どうです、皆さん。緑茶の飲まないわけにはいかないですね。遠い昔から日本人の生活・日本人の食卓には欠かせなかった緑茶。普段何気なく飲んでいた緑茶に、こんな優れた効用・効果があったのです。私などは寿司屋で出される「粉茶」が好きで、それを飲みたいが為にわざわざ寿司屋(といっても多くは回転寿司ですが・・・)に行ったりします。緑茶といえば日本のものかと思われがちですが、歴史を調べてみると、緑茶のルーツは中国やインドに行き当たります。あの『三国志』には、主人公の劉備(りゅうび)が緑茶を購入するという記載があるということです。日本には遣隋使や遣唐使が中国から緑茶を持ち帰ったのが最初らしいですが、それ以降日本でも、日本の風土や民族性にあった独自の製法や飲み方が発明されたりして今日に至っているとのことです。
緑茶と一言で言っても実はその製法などによって、名称や味が異なるというのはご存知でしょうか。緑茶には、煎茶、玉露、抹茶、ほうじ茶、番茶とありますが、健康面から考えると煎茶が一番のお勧めです。緑茶の有効成分に有名なカテキンというポリフェノールがありますが、このカテキンは茶葉が紫外線から自らの身を守るために作り出すもので、精製時に人工的に日陰を作って育てる玉露や抹茶よりも、太陽の光を十分に浴びた煎茶が最もカテキンの量が多いからです。同じ理由で初夏の5月に収穫される新茶よりも、夏の2番茶、夏の終わりに収穫される3番茶の方が、カテキンの量が増えるのでお勧めです。以前の「患者の皆様へ」でご説明したように、人の体にとって紫外線を浴びてもあまりいいことはありませんが、お茶は逆です。健康のために紫外線をたっぷり浴びたお茶を食しましょう。
だからといってただむやみに飲んでもいけません。飲み方にも工夫が必要です。ある実験によると緑茶を飲んだ2時間後には血液中のカテキン濃度が最も高く、その後急激に濃度は低下し、3時間後にはほとんど血液濃度がゼロになるようです。ですから血液中のカテキン濃度を一定にキープするには、緑茶をこまめに、出来たら2~3時間毎に、一日何度も飲むことが効果的のようです。
ということで、お茶の効用・効果について簡単にご説明しましたが、如何でしたか。かつて赤ワインをよく飲むフランス人に心臓病が少ないということで「フレンチ・パラドックス」という言葉が生まれましたが、緑茶を飲む習慣のある日本人に長生きの人が多いので「ジャパニーズ・パラドックス」という表現が使われているようです。脳を活性化し、そしていつまでも若々しく生活するために、何も「大谷翔平選手のお茶」でなくても結構ですから、是非積極的に緑茶を食しましょう。
 
☆中井町の健診は3月末日までが期限ですのでご注意ください。
☆1月から水曜の診察時間等が変則的になります。お間違いのないようにご注意下さい。
☆前回もお知らせしましたが、年明けということもあり受診する方が集中しやすい時期ですので、待ち時間が長めです。何卒ご了承ください。
☆令和8年が皆様にとって素晴らしい年になることを祈念いたします!!
 

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2026/01/07 09:00 | 未分類

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